男の恋は、ややこしく、やっかいです。
恋は子孫繁栄を目的とした異性同士が引き合う感情でもあるわけですが、人は恋の矛先を生殖を伴わない同性に向けたり、物に向けたりします。
たとえば男同士で恋に落ちたり、女性が履くパンプスへ強い愛着を抱く男性なども存在しますし、男が女になったり、女が男になったりと人間は多種多様な恋をしています。
動物のように発情期もありませんし、相手など選ぶことなく年がら年中、相手に拘ることなく発情しているのが男だったりするんです。
人間は生き物の基本である子供を生み育てる本能に反して、恋をしていたりします。
子供を産めない年齢となっても、人は異性を求め恋をしています。
老人ホームで年老いた男女が、恋の横恋慕で喧嘩をするなんて話しも耳にしますが、なぜ人は生物として無駄なことと思える行為をしてしまうのでしょうか?
一見無駄と思える行為でも、人は快楽を得られることならするんです。
表向きには快楽を得られないであろう他人を助ける行為も、困っている人を見捨てたら、自己嫌悪に陥るのが嫌で自分の気持ちを守るために人助けをしたり、良い人だと思われたいとか、相手に恩を売ることで自分の味方を増やしたいなどの裏の心理が働いているわけです。
勉強することは苦しくても勉強した暁には、安定や出世が待っているから辛くとも努力をしたり、可能性が低くとも見返りが大きいのでサッカー選手を目指したりするは、現在を犠牲にして将来の報酬(快楽)を得るための努力でしかありません。
人間の恋も自己快楽の追究が目的となっているんです。
目的が子孫繁栄でなく快楽なので、人間の恋はとても難解でややこしく一筋縄では完結しません。
恋は恋する対象が必要です。
そして、その対象へ求めることが快楽なのですから、変態と呼ばれる人も生み出してしまいます。
人の好みは千差万別で、恋する対象も同性であったりパンプスであると先に述べましたが、各自がもつ要求の強さも千差万別だったりします。
自分の要求が通らないと知ると、相手のランクを下げたり対象を物に変えたりするわけで、買い物依存症なども恋で得る快楽の対象を買い物することで、快楽の方向を恋から買い物に変えて誤魔化している自己愛で恋の代替え行為にすぎません。
買い物をすると物が手に入る上に、買えば買うほど店の人からチヤホヤされ、煽てられるので快楽も得られます。
快楽の満たし方も様々で、電車での痴漢や、性器を露出して女性に見せたり、下着を盗んだりして快楽を得ようとする人もいます。
なかには、判別の付く大人の女性には、バカにされたり相手にされないので、判別のつかない弱い子供を恋の対象に選び快楽を得る愚かな男までいるので、事件になったりするんです。
そんな生き物は人間しかいません。
対象となる異性の好みも、人それぞれで「なんであんな人と?」と思うようなカップルもいます。
相手選びの基礎となる人の好みも多様なうえに、相手となる女性が少なく女ひでりが続くと、女性の好みの範囲も大きく広がり「女ならなんでもいい」なんてことになってきます。
そもそも男性は、女性を選んでいいるようで、女性を選んでいません。
どんな女性が出てくるかもわからない風俗に行って、お金を払って行為を済ませてから「今日はハズレ」だとか「今日はアタリ」なんて後から女性を評価したりします。
なかには、相手を脅したり殺してまで、自分の欲望を満たそうとする男性までいるんですから、女性にはとうてい理解できません。
女性が恋をする対象は男性ほど広くないんです。
ブランドバッグに恋い焦がれる女性はいますが、それはブランドバッグの価値で自分の価値をあげて理想の自分を作るためだったりします。
猫などを可愛がることは、癒やされない気持ちを猫で満たそうとしてるわけです。
女性は受け身的な恋ですから、自分の価値をあげるか、願いが叶わなければ相手のレベルを下げるかの二択しかありません。
しかし男性の恋の代替え行為は凄まじく、恋の対象物は人から物まであらゆる物で快楽を得ようとするのでやっかいです。
男女の違いは、受け入れる性と放出する性の違いが影響しています。
女性の恋のベクトルは自分方向であるわけですが、男性の恋のベクトルは相手に向けられています。
攻めに徹する男性は攻撃を第一に考えるので、女性の弱みを探し弱点をみつけるやいなや、そこを攻撃することで自分の欲望を満たそうとするから女性は防御に入ります。
あまりに女性の防御が強く攻め込めないと、男性の代替え行為が始まります。
手が届かないアイドルに夢中になったり、パンプスや下着に興味を持ったり、子供や熟女をターゲットにしたりと、男性は欲望を放出するために対象をあらゆる所から探してきます。
近頃は異性と交際するなんて事は諦めて、インターネットやゲームで快楽を得ている男性も増えています。
夜の繁華街で夜の蝶を相手に酒を飲んでいるのは、圧倒的に中年以降の男性が多く若者の姿を見かけることは非情に少なくなってきました。
社会の変化で派遣社員が増えてることや少子高齢化を鑑みても、近頃の男性は内向的で、欲望の捌け口さえもうちに向かっていて、女性的な方向に進んでいます。
そもそも男性は放出型の性なんですから、女性を獲得するために動くのが当たり前ですが、性的な趣味趣向をパンプスとか下着に向けるまでは行かなくとも、恋愛もせずにインターネットやゲームで自分の欲望を誤魔化すのは安易すぎます。
生身の女性との接触が叶わなければ、代替え行為でお茶を濁すなんてことは、男が得られる最大の快楽を逃していることになるんです。
異性と交際するドキドキから得られる快楽や満足感は、人間に与えられた最高の快楽です。
参考記事↓
恋をしているときに脳から分泌されるドーパミンは、麻薬の分子構造にとても似通っていて脳内麻薬と呼ばれることもあるんですから、それを知らずして生きるのは非情に勿体ない事です。
代替え的な恋はやめて、生身の女性と恋をすると、最高の快楽と満足感を得ることができます。
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