人は失恋すると深い悲しみで心のバランスを崩す。
食欲不振、睡眠不足、考えることは別れた恋人の事ばかりで仕事も手に付かない。
歩道を歩いていても夢遊病者のようで、周りの状況もつかめず危険きわまりない。
人は、いちどウィルス性の病気になればウィルス耐性ができ病気に強くなるのに、初恋から何度も経験してきたであろう失恋に失恋耐性が生まれないのはどうしてだろうか?
失恋に効き目のある薬がドラッグストアで売られていても良さそうなのに、失恋薬など見たことも聞いたこともない。
しかしながら、不思議と失恋をしてもさほどダメージを受けない人がいる。
それは、すぐに新しい交際相手を見つけ出す能力のある人で、ひとつの恋が終わると新たな恋に乗り換え、その乗り換えた恋を楽しむ人だ。
まるで電車からホームに突然降ろされても戸惑うことも困ることもなく、次の電車に乗ればいいやと、駅のホームに滑り込んでくる各駅停車や急行、特急列車に観光仕様の特別列車に乗り込み、電車から降ろされたことを楽しむ。
このような失恋の痛手を受けない人の特徴を観察してみると、彼ら彼女らは列車の時刻表を持っている。
失恋をした時に、すでに新たな異性が傍で待機しているか、新たな交際相手の当てがある場合は失恋の痛手も、早期に次の交際相手が癒やしてくれる。
いや、逆に失恋したことで恋愛をリセットすることができて、自由を手に入れたかのように次の恋人と逢瀬を楽しむといった方が当てはまるかも知れない。
このような人は元々恋愛に深みはない。
その場の成り行きで大恋愛だ、運命の人だと盛り上がり、以前の交際相手との恋などなかったことになっているから驚きだ。
男性は愛する人がいても他の女性に興味を示し、チャンスとなれば浮気をしてしまう事が多くフラフラする一方、なんだかんだと言いながらも、いざ本命の彼女にフラれたりすると、ずっと落ち込んだりするのに、女性は恋愛感情の切り替えが早く立ち直りも男性よりも格段に早い。
それは、男性よりも女性の方が異性を獲得できる確率が高く、贅沢を言わなければ新たなパートナーを獲得できやすい為なのかもしれない。
女性はスマートホンのアドレスを開けば、何人かの恋人候補が控えているから「この人でいいかと」連絡をすれば恋の相談もできるし、恋の相談から食事に発展し場合によっては恋愛に行き着く。
男性の場合は、スマートホンのアドレスを開いて、相談しやすそうな女性に連絡をしても「頑張りなさいよ」と言われるのがオチであったりするので孤独に苛まされる。
男性は一人で映画を観たりドライブしたり酒で失恋を紛らわせるぐらいで、癒やせない失恋の痛手が鬱憤に変化すると別れた女性をつけ回したり既読の付かないラインを送り続けたりストーカーになる場合もある。
そんなことをしていたら、いつまでたっても失恋の痛手は癒えることもなく、悶々とした日々を過ごすことになるから、どうにかしなければならい。
どうにかしなければならないと言われても、気持ちをどうにもすることが出来ないから苦しんでいる訳で、その苦しみから逃げる為には新たな恋をするしかない。
早い話、恋の痛手は恋で癒すしかないのだから。
まとめ
失恋の痛手を癒やしたくて話し相手、相談相手が欲しいならネットがあります。
ネットで相談して失恋仲間で痛みを共有することもできるし、自分の何がいけなかったか大勢の人の意見を聞き、新たな恋愛にいかせるように前向きな自問自答をするべきです。
なかには「そりゃ彼女に逃げられて当たり前」とか身長体重を聞かれ「鏡を見なさい」なんてことも言われるかも知れないけど、それはそれで自分磨きの材料として受け入れましょう。
青春時代に積み上げてきた屈辱や恵まれない環境で、培ってきた事を芸の肥やしにして笑いに変えて人気者となり、モテモテになっている売れっ子のお笑い芸人のように!
失敗は成功の元となります。
失恋は次の恋愛に向けて自分を見つめ直す良い機会なんです。