なんとなく振られる予感がする。
なんとなく彼女が冷たくなってきたとか、会う機会も会話も減ってきたりすると、恋の終わりが近づいてきた予感を感じます。
そこで、出会った頃のような情熱的な関係性を取り戻そうと、手を尽くしても殆どの場合は上手くいきません。
やっぱり危惧したとおりの結果に終わってしまう恋が多いと思います。
人は飽きてしまうと興味を示さなくなってしまうんです。
人は現状維持を望んでいるようで、向上心なるものがあって安定期が続くと満足できなくなってしまうので欲望に際限がないんです。
ライオンなどの肉食獣は空腹を満たせば狩りはしません。
動物の交尾も発情期に限られています。
外敵から逃げる為に飛んだり泳いだり進化しただけのことで、人類以外の生き物は必要最低限で満足していて欲深さはありません。
でも地球上で最強となった人類は欲望の塊です。
そもそも現状で生きていけるなら、それ以上の努力は必要ありません。
努力は欲求に基づいた先のご褒美があるからすることなんです。
今が苦しくとも努力することで報酬を得られる期待値が高まれば、人は快楽をともなわない行動でも、後に得られる快楽(報酬)を手に入れようと努力する訳で、それは恋も同じです。
結婚を約束した男女でも、互いに思う結婚の理想が100%同じであることは希です。
多少なりとも相手に不満を感じている部分はあるんです。
「彼の収入が、もう少し多ければ良いのに」
「性格はいいんだけど顔が理想とチョット違う」
「あと3㎝身長が高ければいいのに」
「彼女の両親が変な人」
「彼の食べ方が汚い」とか「彼女の言動に品がない」
みんな自分が描く理想よりも少し違うなと思いながらも、相手の嫌な部分を打ち消し交際を続けていたりします。
そんな交際を続けている中で、100%理想に近い異性から交際を申し込まれ誘惑されたら人には迷いが生じます。
今の彼女と天秤にかけて、どちらと交際するが自分に取って得になるのかを思案するんです。
あれこれ考えたあげく、今まで培ってきた物も気持ちもあるんだからと、誘惑を断ち切り今の彼女と交際を続けたとします。
それは安定を選ぶことになりますが、安定を選んだ筈であっても交際を申し込まれた理想の人を失った損失は頭の片隅に残っているので、その損をした分を今の彼女から取り戻そうと思う心理が働いてしまいます。
結果的に今の彼女と交際を続ける現状維持を選んだとしても、誘惑を消し去ったマイナス分だけ彼女に対する気持ちのハードルを上げてしまったことになるので、そのマイナス分が不満となって尾を引くことになるんです。
チョット彼女と意見が食い違ったりすると、あのとき彼女と別れて誘惑された女性と交際すれば良かったと思ってしまうようになって、気持ちの上でも交際は難しくなっていくんです。
それらは、心の満足度の問題で誘惑された人がいない場合でも同じ事です。
交際を続けるか続けないかは転職に似ています。
今の職場よりも労働条件が良い会社があれば、人は転職を考えます。
- 収入は変わらないが自宅から遠い。
- 職場の人間関係に嫌気がさした。
- 仕事内容がハード。
- 休日がとれない。
転職の理由は人それぞれありますが、自分を高めたい向上心の強い人ほど資格を取ったりして上を目指します。
逆に職場に不満はあるが、新たな環境に入り込む不安を避けるために現状維持を望み転職しない人もいます。
前者と後者では転職しないほうが気持ち的には楽ですから、新たなチャレンジのリスクを避けようと考える人がいて当然です。
しかし向上心が伴わずダラダラと仕事をしていると、いずれ会社からの風当たりも強くなってきて居づらくなってきます。
会社の業績が悪くなってきたり、同僚がどんどん出世して自分が追い抜かれていったりすると、よほど無頓着な人でない限り焦ります。
そのうち上司から呼び出され退職を勧められたりしたら、貴方の居場所はなくなってしまうんです。
恋の終わりも仕事と同じです。
二人の雰囲気が悪くなってきたら、それは恋の終わりなんです。
彼女が交際に飽きて乗り気じゃなくなってきたと感じたりすると、二人で旅行に行くことを提案したり、彼女に高価なプレゼントをしたりする人がいますが、それは焼け石に水でしかありません。
しばらくしたら楽しかった旅行のことなど彼女は忘れて、プレゼントの効果も薄れ元の木阿弥となります。
夫婦仲がうまく行かないから暫く別居して冷却期間をおくなんて話も聞きますが、ギクシャクしていた夫婦が別に暮らしたら、それは楽な方に動くわけで、その気楽な生活をやめて同居を選択するなんてことは、よほどのメリットを感じない限り元サヤに収まるなんてことはありえません。
旅行やプレゼントのエビでタイを釣る方法や、冷却期間を置く手法なんて気休めでダメな物はダメなんです。
彼女から別れを切り出されるのが時間の問題だと思ったら
自分から別れを告げましょう。
別れを告げない場合は、できるだけ早い段階で次の相手を探しておくことです。
やはり別れを告げるのと告げられるのでは立場が大きく違います。
それはプライドの問題だけではありません。
なんだかんだと言いながらも、別れを告げる方が気持ち的な余裕があります。
そして、自分から別れを告げた方が彼女を焦らせることができます。
たとえば、使わない物が家に置いてあって「家族から使わないなら捨てるわよ」と言われたら「ちょっと待って」と答えるように、自分で捨てるのと人に捨てられるのでは、心理的要因が全然違います。
だから彼女との関係もダメだと思った時点で、自分から交際の終了を告げた方が彼女の感情を揺すぶることが可能なんです。
効果の薄い旅行やプレゼントをするよりも、一か八かのショック療法のほうが効果はあります。
しかし、この一か八かのショック療法は、一回限りです。
彼女と顔を合わすたびに使っていたら、彼女も呆れて「そんなに言うなら別れましょ」となってしまいます。
彼女の雰囲気が悪くなってきて、そろそろ別れを切り出されそうな感じを受けたら、その予感は遅かれ早かれ当たりますから、自分から別れを切り出してしまうのもありです。
彼女が別れを承諾したら貴方の予感通りで、それはそれでいいんです。
でも振られた人は捨てられた立場なんで「ちょっと待ってよ」という気持ちは大なり小なり生まれますから、うまくいけば「考え直して私と前向きに交際を続けて」と彼女が言う可能性もあるんです。
どうせ振られるなら、ダメ元で先に振ってしまった方が有利であるのには違いありません。
有利に事を勧め主導権を握ることができれば恋も上手くいきます。
うまく行かなければ、ゴタゴタするよりも新たな道に進めばいいんです。
女性は一人きりではありません。
貴方が行動を起こせばチャンスは山ほどあります。
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