愛想が良い男性は損をします。
あまり自己主張せず腰が低い人は、他者からの評価も高く好かれる傾向にありますが、評価ほど女性からモテません。
芯から温厚な人も攻撃性はなく敵を作るわけでもないので、仲間も多く人気者になりそうな気がしますが、それほど人気を得ることができないのが実情で、逆に人から舐められてしまい敵ができやすい面もあります。
道徳的に考えると、腰が低い人や温厚な人は人間的に立派な人で敵ができてしまうことなんてなく尊敬されても不思議ではありませんが、なぜ敵ができてしまうのでしょう。
それは腰が低い人や温厚な人は、他者からのイメージで弱者に見られてしまうからです。
いつもニコニコして愛想を振りまいていたら、まわりの人から甘く見られて舐められるんです。
しかしながら、強者は相手の表情や態度で反撃される度合いをはかっています。
この世は競争社会ですから、弱者は食い物にされますが、強者も弱者から反撃されては面倒なので、あからさまな虐めのような攻撃はしません。
「これぐらいなら相手は怒らない」
「ここまでなら相手に反撃されない」
と相手の反応を観察することで、弱者へマウンティングを取っています。
会社で皆が嫌がる仕事を回される人を観察してみましょう。
上司からの指示にニコニコして文句も言わない人ではありませんか?
温厚で頼みやすそうな人が他にいたとしても、皆が嫌がる仕事をまわされる人が、特定の人に限られていることが多いと思います。
温厚そうな人でも強者に利用されないのは何故でしょうか?
それは、弱者であっても強者(上司)に仕事を回された時に顔色を変えているからです。
普段はニコニコしていても、ある一線を越えた場合に言葉で反論することはなくとも、表情や態度で強者にサインを送れば、強者は反撃されることを恐れ、反撃しない人に仕事をまわします。
強者であってもゴタゴタは面倒なんですから、反抗されない人に仕事を集中させたほうが、強者である自分の評価もさがりません。
逆に突拍子もない髪型をしたり首筋までタトゥーを入れたりすると、一般的な人から距離を置かれ、他者から一線を引くことができるので、割の合わない仕事を命令されたり、ゴタゴタに巻き込まれる率は低くなります。
毒を持った蛇とか蜘蛛が派手な色をしているのと同じです。
「俺に近づくとタダででは済まないぞ」と一瞬でわかるようにして、無駄な戦いを避けているんです。
近頃は少なくなりましたが、肩で風を切ってガニ股で歩く中年男性などは、他者を威嚇することで争いを避けているだけですから、虚勢を張った見かけほど強者でもなく、彼らは戦いを避けたい弱者にあたります。
嫌な仕事ばかり回される人は、どうすれば良いのでしょうか?
答えは簡単です。
強者から書類の束を差し出されたら、素直に受け取って強者が背中を向けた時に、渡された書類を机にバン!と音をたてて置けばいいんです。
すくなくとも笑顔はやめて、一瞬でも嫌な顔を相手に見せなければいけません。
例にあげた表情や音は強者に対する拒否ですから、次回から強者は反抗されるんじゃないかと思い弱者とのゴタゴタを避ける為に気を遣うことになります。
そして、強者は二番目の弱者に仕事をふりわけるようになるんです。
いい顔をしているだけでは、利用されるだけです。
弱者がモテるようになるためには
ただ単に温厚な人では、女性にモテてません。
それは温厚な男性が、社会で勝ち残ることができないことを本能的に知っているからです。
実力をつけて強者になってからの温厚であれば女性にモテますが、ただ温厚なだけでは社会の食い物にされるだけで、そんな男性と運命を共にしたら女性も生きていけません。
実際に社会的に成功した経営者などで温厚な人は沢山いますが、会社の過去を調べてみますと、それなりに弱者を利用していたりします。
創業時に法律に触れないギリギリを攻めたり、一度や二度の行政指導を受けているなんてのは当たり前だったりします。
興味深く会社の経歴を聞くと「そんなことしたら、そりゃ儲かるよね」と思うことは沢山あります。
そんな彼らは、弱者や強者の顔色をみながら立ち回ってきて成功しているわけで、ただの温厚な人であるならば成功はしていません。
彼らは温厚そうに見えて温厚な人ではありません。
弱肉強食の社会で生き残ってきた強者なんです。
強者となれば、弱者はコマで自分と同じ強者が仲間であったりライバルなんですから、弱者に恨みを買うなんて事はしないんです。
社員数が百人を超えれば、従業員ひとり独りが何をしているかも把握できなくなってきますから、仕事の指示は部下にまかせ、ニコニコ社内を歩き弱者の機嫌取りをしたほうが賢い選択です。
ここまで来た温厚な男性は勝ち組ですから女性にモテます。
弱者が女性にモテるようになるにはどうすれば良いのでしょう。
今までの社会で温厚な人は強者に利用されてばかりでしたが、インターネットの誕生で個人の才能だけで生きていけるチャンスが生まれました。
競争社会で割のあわない役ばかり受け持ってきた歯向かうことのない温厚な人でも、強者に関わらず生活できる時代なんです。
会社のような集合体に入り込んでしまえば、純粋で温厚な人は割の合わない荷物を背負わされることがありましたが、個人で活動できるインターネットは自由です。
近頃問題になっている搾取の多いフランチャイズのような事さえ避ければ、人から利用されていた温厚な人でも強者になれる時代です。
少子高齢化で働いても割の合わない日本で、他人に気を使いながら働くよりも資本のさほどかからず発信ができるインターネットがあれば、グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾンなどの最強軍団を味方にして立ち回ることも可能なんです。
ただ途方もない努力が必要となりますから、ネットで稼いで優雅に暮らすのは簡単ではありません。
ほぼ挫折します。
じゃ温厚で人から搾取されてばかりの人は、実社会で損ばかりしてネットでも実らず、女性からも相手にされないかと問えば、温厚な男性は温厚で世間知らずの女性と交際すればいいんです。
そして押の強さが必要になります。
勝ち組になれなかった温厚な男性は、拒否ができません。
悪く言えば流されやすい男性です。
女性が望むことをすべて叶えようとするのは、奉仕者であって恋人ではありません。
対価に似合わない採算度外視の安売りの店が、経営を継続できずに潰れてしまうような物です。
長年継続している安売り店には、安売りできる仕組みがあります。
大手の食料品店に行くと、日清食品や東洋水産などのラーメンが並んでいますが、その横には自社のプライベートブランドのラーメンが並んでいます。
値段を見てみますと、大手食品メーカの品よりもプライベートブランドの方が安いんですが、製造国を調べると東南アジアで作っていたりしますから、安く感じる割に他店で売っている同じ製造国の同じような品と比べると割高だったりします。
その他店よりも高く設定されたプライベートブランドの安く見せかけた品を売ることで、利幅を稼いでいるだけのことです。
店頭で見かける「他店より高ければ値引きします」なんて表示も、イメージ戦略でしかありません。
100人のお客が来て「この品物は〇〇店よりも高い」なんて言う客の数は数人でたかだか知れています。
その数人に安売りしても、残りの文句を言わない人に安さのイメージを植え付けることにメリットがあるんです。
そのような仕組みと戦略を温厚な人は真似をすべきで、安売りをしているように見せかけて実は高く売り利幅を稼ぐように、温厚な人は温厚に見せかければ良いことになります。
人の評価はいい加減です。
根拠がありそうで、イメージとか思い込みだけで評価しているんですから、本当に温厚でなくてもいいんです。
温厚な人は、もっと強かになりましょう。
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