女性は好き嫌いをイメージしています。
女性が持っているペットのイメージは、どんなイメージでしょうか?
男性であれば、犬とか猫とか熱帯魚に亀や爬虫類を想像します。
しかし女性は自分が飼っている猫だったり、実家にいる犬を想像します。
最初は男性のように犬とか猫とか熱帯魚のように一般的なペットの全体像を想像していますが、経験を積むうちに身近な物に置き換えて上塗りしてイメージを固定していくんです。
ちょうど画用紙に絵の具を乗せて行く感じですね。
真っ白な画用紙の上に犬のような猫のような、なんだか分らない絵を描きます。
物心ついたころ家に犬がいれば、犬か猫かわからなかった絵の上に犬の目を描き犬の耳を描きます。
自分が成長すると共に友達が飼っている犬とか親戚の犬を見てイメージが重なっていきます。
やがて犬の絵が完成されて犬の種類まで限定されると、それが女性が頭の中に描くペットの印象となります。
「犬と猫どっち派?」なんて良く聞かれますが、男性は知ってる限りの猫を想像して猫と答えますが、女性が猫と答えた場合は猫の種類まで頭の中でイメージして猫と答えるんです。
女性の猫好きはペルシャ猫であったり、アメリカンショートヘアだったり限定的です。
それは猫のイメージが頭の中で完成されているからなんですけど、これは恋愛の相手選びにも言えることで、女性の頭の中で出来上がった男性イメージで男性を選んでいます。
恋人選びの時の女性は、優しくて抱擁力があって頼れる人なんて言いますが、いざ実際に選ぶときになると、過去の上塗りされた男性イメージで男性を選びます。
もともと心の中にあるイメージが先行していて、優しくて抱擁力があって頼れる人なんか関係ないんですね。
過去に優しくされた男性とか、頼れた男性が心にインプットされているので、いままで少しづつ上書きされて来た理想の男性像を知らず知らずのうちに選んでいるんです。
それはモンタージュ写真のように男性の顔までもが、幾重にも重ねられているので、顔のイメージも出来上がっています。
好みとは別に嫌いなタイプも上書きされてイメージされていますから、ぱっと見で過去に嫌な経験をした男性と同じような感じの男性は本能的に拒否します。
ひとは見かけで判断してはいけないとわかっていても「このタイプの男性はろくでもない」と一瞬で判断してしまいます。
時間をかけて彼の内面を見たり、良いところを探そうなんてことはしません。
そんなことをしていたら、切りがないから、いちいち相手にしていたら時間も足りませんしね。
だから時間節約の為に見た目で男性を選別してしまって、残った男性から自分のイメージに合う男性を選ぶのが女性です。
しかし、その女性が作り上げた理想の男性像が間違っていたときは困ります。
女性のいちど出来上がったイメージを変えることは難しく、同じようなタイプばかり選んで交際したりしますが、失敗したとしても運が悪かった程度の認識しかなくイメージが間違っていたとしても改めようとしません。
たとえどんなに周りが反対しようが、もう理想の男性像が反対されている彼だったら、どんなに忠告されても本人は関係ないんです。
まちがった物差しで測ったイメージに合った彼が、理想の彼なんですからね。
画用紙に描かれていた絵が出来上がる途中で、知り合った男性が黒色の男性のイメージであれば黒は強い色ですから、後から水色だろうがオレンジ色だろうが、色の違う男性が来ても元からあった黒色の上に絵を描くことは難しいのと同じです。
黒色に汚染されてしまった女性は、黒が基準となってしまっています。
それは、まずい料理ばかり食べてきた人が、美味しい物を見ても美味しいと思えないのと同じで、外人が日本の納豆や海苔や梅干しの味が分らないのと同一ですから、味噌汁を飲んだときに大豆でできた味噌の風味がわからず「塩スープ」なんて言われてしまうのとなんら変わりません。
そんな女性に真っ当な男性の印象(イメージ)を植え付けるにはどうしたらいいんでしょうか?
それは、なんどもなんども黒の上に白色を重ねていくしかありません。
黒色が灰色になって、灰色が白になるまで、塗り重ねるしかないのです。
女性が黒に染まったときの何百倍の白が必要となります。
黒が悪なら白は善です。
善の上塗りをなんどもなんども重ねるのです。
それほど女性がもっているイメージは強烈で男性には理解不可能ですが、黒に染まった女性を貴方の色に変えるには、白で上塗りしてから貴方の色に染めるようにするしかありません。
だから男性は、女性のイメージを塗る変えるために沢山の白色(善)と貴方の色を用意しておいてください。
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