12時間のデートをした男性と、カフェで1時間のデートを12回した男性、どちらの男性に女性が親近感を感じるか?
答えは『単純接触効果』があるカフェの男性です。
会っている時間の長さよりも、会う回数で親しみを覚え好意を抱く単純接触効果(ザイアンスの法則)で証明されています。
買い物をするとき同じような品物が並んでいたら、テレビCMで見たことがある商品を選んでしまうのも単純接触効果で、無意識のうちにCMで愛着を貴方の脳に刷り込まれているんです。
社内恋愛とかサークルで男女が仲良くなるのも、顔を会わす機会が多いからです。
とくに日本は、顔を合わす機会が多い人ほど親密度が上がる傾向があります。
学校を卒業して進路が別れると、旧友と会う機会も減り親密度が薄れてしまい、毎日会社で顔を合わせる身近な同僚と、プライベートでも遊びに行ったり飲みに行ったりと過ごす時間も増えて旧友よりも親密になります。
堅物の社長と平社員が仲良くなるのは接触する回数も少なく難しいですが、決まった時間に社長がトイレに行くことが分かっていたら、同じ時間に自分もトイレに行き2人ならんで用を足し単純接触効果を狙えば仲良くなれるかもしれません。
ごく普通の挨拶を交わした後に「お孫さんは何人ですか?」「4人だよ?」「いいですね。甥っ子が5歳なんですけど可愛いですよね」こんな会話を何度か交わせば親近感を社長に抱かせることができます。
親近感が出てくると何ら根拠がなくても「見込みのある奴」なんて印象を植え付けることも可能です。
仕事で何も無いところから実績をあげるなんてことは凄く大変ですが、ちょっと視点を変えた行動で親近感を得ることができれば「あいつにやらせてみようか」とチャンスが与えられる機会も増えます。
チャンスが与えられたらチャンスを生かして実績が作れます。
社長と会食するとか、ゴルフに行くなんて機会は平社員にはありませんし、たとえ合ったとしても年に一度か二度です。そんな機会をまって自分の存在をアピールするよりも、トイレで顔を会わす機会を増やすだけで、自分をアピールできて親近感も親密度も増してチャンスが貰えるなら良いことずくめです。
こんな良い方法(単純接触効果)は恋愛にも活用すべきです。
好きな人ができたら、なるべく会う回数を増やす。
会っている時間よりも会う回数です。
- 通勤時間を彼女に合わせる。
- 仕事帰りにお茶だけでもする。
- お茶をする時間もなければ「面白い本があるから」と本を渡しに行く。
会う理由や切っ掛けはなんでもいいので、顔を合わせる時間は少なくても顔を会わす回数を増やすことが重要です。
毎日8時間一緒にいると飽きてしまうこともあるかもしれませんが、単純接触効果に飽きることはありません。
会えば会うほど、顔を合わせば合わすほど効果的です。
「会う回数が増えると、知らず知らずのうちに好意をもつようになる」
とにかくマメに彼女と顔を合わせて、短い間でも会話する。
まだ交際に至らず片思いであれば、ストーカーに間違われない程度に接触を試みましょう。
会話が無理なら、右手を挙げて「おはようございます」「こんにちは」と笑顔ですれ違うだけでも効果はあります。
貴方の事をなんとも思ってない彼女であっても、会う回数が増えるに付け貴方のことを意識しだします。
コンビニでもレストランでも、そこで働いている女の子に好かれようと思ったら、何度も足を運びましょう。
毎日通っていたら「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」以外の会話だってできるようになります。
「今日は遅いんですね」とか話しかけて貰えるようになります。
単純接触効果で、他のお客様よりも貴方のランクは上がっています。
よく居酒屋で裏メニューや、身内しか食べない賄い食を食べさせて貰っている人なんかいますけど、そんな人は単純接触効果で常連になって特別待遇を受けているわけです。
恋愛も同じです。
親近感を湧かせ身近な人になってもらいデートするには、兎にも角にも顔を合わせる回数です。
会う→親近感
身近→親近感
デート→親近感
信頼→親近感
愛情→親近感
交際における過程全て親近感から来ています。
彼女に会わないことには彼女は貴方に親近感を抱きません。
単純接触効果(ザイアンスの法則)は時間ではありません。
なるべく彼女に接触すること、彼女と会う回数を増やす事が重要です。
↓あわせて読みたいお勧め記事