常磐道で起きた悪質極まりない煽り運転の心理。
以前から煽り運転の危険性が指摘されてきているのに、未だに煽り運転はなくならない。
安全運転を心がけていても、煽り運転をするような人間は常識が欠損しているので、いつ標的にされるかは相手の気分次第かもしれません。
人は自分なりの基準で善悪を判断していて、たとえば仕事に遅刻してしまいそうなときスピードを上げてしまう。そしてスピード違反で検挙されても「遅刻しそうだったから仕方ない」との自分なりの認識で罪の意識が薄い。
運転しながら携帯電話を手に持ち通話するのも違反だけど「大事な連絡が入ったから」と自分なりの理由で話し込んでしまったりする。
煽り運転をするような人も本人なりに常識をねじ曲げた理由がある。
常磐道の煽り運転をしていた男が乗っていたのは、ドイツ製高級車で女性を伴っていました。
男性は自分の地位を周りに示すために高級車に乗る一面もありますが、常磐道での煽り運転をした男は借り物のドイツ製高級車に乗っていました。
同乗していた女性は借り物であることを知っていたのであれば、煽り運転をした男性は
周りの車に威厳は示せても、借りた高級車に乗る自分を彼女にアピールできる効果はありません。
だから高級車の権威にそぐわない自分であることを誤魔化すため、煽り運転をすることで強い自分を同乗している女性に示したかった心理もあり、男が煽り運転をした理由は「女に威厳を示したかった」が大きいかもしれません。
2017年に煽り運転が原因で起きた『東名高速夫婦死亡事故』の加害者も女性を自分の車に同乗させていました。(同乗女性は煽り運転を制止していた)
攻撃的な行動で自分の強さを示すのは、男性特有の異性獲得方法であり、それは大昔のことで現代社会では暴力は否定されてしまいます。
しかしながら、地位も名誉もない男性に残された女性獲得方法は、善良な人間を装い誠意を示すか、攻撃的な部分で男としての強さを女性に見せることしかありません。
そして、暴力的な威厳を示されて魅力を感じる女性も女性で、家庭的に恵まれてなかったり社会に対して恨みのような不満があったりする傾向があるので、男性は更に暴力的なことを周りに示すことで、ねじ曲がった女性の評価を得ようとします。
このような男は、自分の強さを示すのが目的なので弱そうな相手を選びます。
女性に威厳を示すつもりが、反撃されて負けてしまえば逆効果になってしまうので、勝てそうな相手を選んで攻撃を加えるのです。
2017年におきた煽り運転のドライバーは、パトカーにも煽り運転していましたが警官と口論することで、女性に権力にも負けない自分の強さを示していました。
煽り運転は、正当な女性獲得競争で負けた男に残されたマウンティング行為なのです。
このような男に狙われてしまったらどうすれば良いのか?
こちらも反撃を加えたりしたら自分までが犯罪者の仲間入りですから、反撃するにしても正当防衛の範囲内となります。
しかしながら正当防衛だと言っても、煽り返したり相手に怪我をさせてしまうと正当防衛の正当性を証明するのは至難の業ですから、むやみやたらに反撃することはできません。
しかし、貴方も彼女を同乗させていたりすると、煽り運転をしてきた男性は貴方の彼女にも「男としては俺が上だ」とマウンティング行為を見せようと怒りのテンションを上げます。
相手のマウンティング行為が終わるのはどうなった時でしょうか?
動物の縄張り争いや雌を獲得する為のマウンティング行為の終結は、相手が引くことですが、人間の場合は逃げて終わりとなりません。
相手が弱ければ弱いほど、執拗に攻撃して威厳を示せますから動物とは引き所が違います。
相手の行為を終わらせるには、貴方が正当性を主張せず「すみません」「申し訳ありません」と連呼して相手のマウンティング行為を受け入れ相手を満足させるしかありません。
でも、やられっぱなしでは彼女に示しがつきませんから煽られていた車が貴方を抜いていくとき、互いが運転者の格を確認し合う場合もあり、煽っていた車両のドライバーが貴方よりも弱そうな男だった場合は、逆に煽り返したりしますので、男性のプライドをかけたマウンティングは動物以下の争いに発展する場合もあります。
もう煽られたら大人しく引き下がり、道を譲るか、謝るしかないかと言えばそうでもありません。
相手のマウンティング行為が終わった後から、法的な解決を求めることで煽り運転者に
制裁を加えることは可能です。
まず証拠となる動画撮影をしましょう。
ドライブレコーダーとスマートフォンで、車種とナンバー、日時と場所、ドライバーの顔と服装などの特徴。
(相手を刺激しないように撮影)
可能であれば目撃者の名前と住所(コンビニ店員が見ていた・近くを走っていた営業車の会社名)が分かっていれば、証人になって貰えるかも知れません。
殴られたり怪我をした場合は病院で診断書を作成してもらいましょう。
そして記録した動画と診断書をもって、被害届を警察に届け出れば警察が捜査に入ります。
相手の車が盗難車でなければ、1日もかからず犯人の特定はされます。
貴方が怪我をしていた場合は、傷害罪の罰則も科せられますから煽り運転をした男は困ります。
なんとしても貴方に被害届を取り下げてもらおうとするはずです。
貴方に示談を受け入れてもらい被害届を取り下げてもらうには、示談金の提示をするしかありませんから、相手の弁護士から示談金の提示が来るまで貴方は待っていたらいいんです。
貴方の車を傷つけられた場合も修理代金は相手に請求しましょう。
当て逃げは報告義務違反、器物損壊罪が当てはまります。
相手は免許の減点と反則金に車の補修費や慰謝料を含む示談金に法律上の罰則を背負うことになります。そして法的に解決するためには弁護士費用までかかりますから、大きなダメージを喰らいます。
(相手に定職も資産もなく無一文である場合は、相手が法の裁きを受け貴方に対しては開き直る場合があります)
このような暴力まで誇示しマウンティングをする男は希ですが、暴力を加えられなくとも執拗に煽り運転をされた場合は警察に通報しましょう。
近頃は煽り運転が社会問題化していることもあり、貴方が通報した後に事故でもあったら責任問題を問われることになりかねませんから、近くでパトカーが巡回していれば、直ぐさま飛んできてくれます。
相手が逃げた後でも、証拠の動画(撮影日時と場所に状況)を警察に提出すれば、あとは警察が対応してくれます。
もしも相手が検挙されることがなくても警察に記録は残りますので、後の被害者となる人が出てきたときに、煽り運転をしていた男は証拠の積み重ねをされているぶん言い訳もできず追い込まれます。
大人の喧嘩は法律が全てです。
売られた喧嘩は買う物ではありませんが、法的に武装することで被害を最小限にすることができますし、相手に制裁を加えることができます。
しかし、法的な事は事例も判例も様々で、立証責任は被害者にあるなど微妙な部分もあり状況に応じた法的知識がなければ一概に〇〇であるとは言えません。
大声で怒鳴る→立証は難しいが暴行罪となる場合もある。傷害罪と暴行罪は違います。
精神的な苦痛→心的外傷後ストレス障害(傷害罪)とされる場合もあります。
胸ぐらを掴まれる→逃げる為に相手を殴る行為は正当防衛になりません。
煽られたのでスピードを上げた→速度違反の正当性を立証するのは難しいです。
示談金を請求する→請求の仕方に気をつけましょう。弁護士を通さない被害以上の金額を求める直接交渉は恐喝を主張されかねません。
煽られたら道を譲りゴタゴタを避けるのが基本です。
それでも相手が事を大きくしてきたら、安全確保を優先しながら証拠を記録し警察に通報する。
例外的に、窓から腕をだして刺青を見せるなんて人もいるようですが、本職の男性には効き目は無く、その場で互いが上半身裸で身体の柄を見せ合い威嚇しあう事にもなりかねません。
その場合は懲役などいとわない捨て身なった方が勝つか、組のランクで勝負が付きます。
ごく希に女性が煽ってくる場合もあります。
女性は男性とは違いとても不思議で説明しきれない自己的な考えで煽っています。
「急いでいる私の前を走ってる貴方が悪い」
「いつも通ってる道だから私が優先」
「ここは私の地元」
「父親が市議会議員」
「お腹が空いている」
「生理中だから」
「化粧のノリが悪い」
「今日は私の誕生日」
そんな理由で女性は前の車を煽っていますから、放っときましょう。
触らぬ神に祟りなしです。
(2019年08月20日追記)
常磐道の煽り運転容疑者が19日に逮捕されました。
上記当ブログにて「地位も名誉もない者が煽り運転をすることでマウンティングする」とありますが、逮捕者は学歴もあり不動産会社の経営者で読者様より矛盾するとの指摘がありました。
しかしながら、逮捕された容疑者は祖父からマンションを譲り受け2018年に不動産管理会社を起こしていますが、学歴はあっても社会性は無く経営が順調であったかは疑問です。同乗していた年上女性も逮捕されていますが、経営者が交際するレベルの女性ではないように思いますので、愛の中央収束に基づき理論的に分析すると、地位は虚偽に近く容疑者にはお似合いでバランスの取れた男女だったかもしれません。
容疑者のフェイスブックは車の写真が多く、会社ではなく車で自分の権威を示しています。経営者であれば、経営者であることを全面に押し出したほうがウケはいいはずなのに、あえて車を強調する理由を紐解くほうが、容疑者の狙いと心理がわかるはずです。
過去の職歴についても短期間で退職しているようですから、容疑者にとって車だけが権威を示せる物だったかもしれません。
そして、容疑者が逮捕される場面でも女性の名前を連呼するなど、年上女性に依存をしているような行動も見せています。
これらのことを考慮しますと「地位も名誉もない者が煽り運転をする」は「地位も名誉もありそうな者が、実績がないので煽り運転をした」と追記させて頂きます。
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