コンピューターサイエンスの発展は凄まじく、自動運転だ5Gだと社会の目まぐるしい変化について行くのも大変です。
婚活市場にも人工知能(AI)の導入が進んできて、ビックデーターを活用したマッチングで最善最適な相手を選び入籍する事案まででてきました。
人間は曖昧な感覚だけで好き嫌いを判断している場合が多く、背が低いだけでその他の良い部分を消し去って拒否してしまったりしますが、プロフィールの身長が170cmに1㎝足りなかったと相手を全否定してしまうのも考え物です。
その点AIだと総合的に判断し、より良き相手を選び出してくれますから科学を信用する人であれば、納得し交際を始めれば良いわけで、選ぶ選ばれる選択を曖昧な人間や自分の思考でするのではなくAIにベストマッチを選んでもらうマッチングは信頼できます。
しかしながら女性の場合は、科学的なことよりも血液型相性占いなど非科学的なことを信用し相手を選んだりする傾向がありますから、AIとは間逆な選び方をしているわけで、典型的な例として血液型性格判断で、几帳面な性格であるとされているA型男性の部屋を見て散らかっていたら「A型にしては珍しいタイプだよねぇー」と発言したあと、二人で外出するとき鍵を閉めたことを確認する男性を見た女性は「やっぱりA型だね几帳面に鍵を確認して」と血液型性格判断が正しいと思い込むんです。
女性が都合の良い事例だけを選び出し、血液型性格判断に合理性があると思い込み、ぜんぜん合理的でないことを脳内変換させ納得しているのはなぜでしょう?
それは、いちいち相手を事細かく観察して、この人と結婚したら幸せか、この人の子供を産んでも大丈夫かを奥深く慎重に考えていたら答えがでるまで時間がかかりすぎて婚期を逃してしまう。
ならば、感覚とか占いなど非科学的なことであろうと、大ざっぱにザルで越して残った男性と付き合った方が、一か八かの結婚に発展する可能性はあるわけで、神様が仕向けた子孫繁栄の原理かもしれません。
男性にしてみれば平等性にかける女性の感覚で選ばれるのを待つよりも、いっそ合理的な人工知能にデーターを読み込ませマッチングして貰った方が納得がいきます。
しかしながら人工知能はこれからの技術であり、まだまだ進歩の予知があります。身長体重、仕事に収入、家族環境などなどあらゆるデーターを読み込ませ、過去に上手くいった夫婦のデーターと照らし合わせ、より結婚がまとまりやすく離婚率の低いカップルを選び出し引き合わせるのは、たんなる男女のとりまとめであり、人間が多くのデーターを見比べ選ぶよりも時間も合理性も間違いも少ないかも知れませんが、それはデーターの選別を電子的に処理しただけで、人工知能と言えるほどのものではありません。
私たちが婚活サイトやマッチングアプリで打ち込むデーターと、過去に成功してきた夫婦を参考にしてAIを作るには、まだまだサンプルとなる統計もデーターも少なすぎます。
新婚生活が始まったら、これから何十年ものあいだアミダクジのように選択があるわけで、出産や病気、子供の進路、働いていた会社が倒産、親の介護、そのような岐路に2人が立ったときのことまでAIが予想できなければ完璧なマッチングは不可能です。
近代は核家族化が進み家族の考え方も変化しています。
なかには一生独身で良いとコンビニや通販を利用しながら、炊事洗濯など面倒なことはネットを通じて家事サービスを頼んだり、ホテル住まいを選ぶ男性までもでてきました。
アメリカではシリコンで作ったマネキンのような女性にコンピューターをはめ込み会話ができるリアルドールまで登場しています。
歯科医師が練習する精密なドールとかも市販されていて、喉を刺激すると嗚咽をし痛いと顔をゆがめ頭を動かしたりしますから驚きです。
このまま進化すると、購入者が希望したとおりのスタイル容姿、性格をインプットしたリアルなAIドール妻が登場しそうで、それが可能となったときは婚姻の定義さえ覆してしまいそうな感じもします。
野菜などであれば、選りすぐられた種から空調の管理された部屋でダイオードの光に照らされ成長に合わせた肥料が配合された水を吸収し虫食い跡もない新鮮な無農薬野菜が出来上がるでしょうが、人間がAIに選別され管理される人生が幸せであるか、不幸なのかは、まだまだ先の話でしょう。
でも、不確実な人間の判断よりも、結果を重要視するのであれば、まだまだ開発途中で未熟であるかもしれないが、AIに軍配があがるのは確実でしょう。
ポイント ☆感覚的な食べず嫌いは人工知能で克服すべし♪
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