男性は歴代の彼女の写真を残している傾向にありますが、女性は元彼のことなど全て消し去ります。
この男女差の意識の違いはなんでしょうか?
男は別れても未練タラタラで、たとえ本命の愛する彼女がいたとしても、戦利品のように過去の彼女の写真をスマートホンやパソコンの裏ホルダーに隠し持っています。
かたや女性は昔の男のことなんて、なかったことのように綺麗さっぱり切り捨てます。
これらの男女の意識差は生物学的なことで説明できます。
人類誕生から男は多くの種を女にばらまく事で、自分の遺伝子を沢山残そうとしました。
女は女で、より良き遺伝子を持つ男の種を自分に取り込むことで、優秀な子孫を残そうとします。
子孫を残す利益で考えると、男が女に種を植え付け生まれた子供を養育すること無く次の女に種を植え付けることが最大の利益になりますが、女性にしてみれば、種をつけられ子供を産みはしたものの養育のコスト(時間、手間、お金)だけ一人で背負い込むことになり子育てができません。
そもそも女性は、妊娠と出産をすると5年から6年は子供につきっきりになるわけで、子供の父親である男を逃すことは、生死にかかる問題なのです。
だから子供の親である今の男だけに意識を集中させて、子供の父親である男を自分の傍に引き留めておくことが必要不可欠となります。
人間には他の動物のような発情期がありません。
ないと言うよりも年がら年中いつでも発情期のようなものです。
それは何故なのかと考えた場合、狩りにでていた男が帰ってこなくなったり、他の女のところへ獲物を持って行っては女性は困るから、女性がつねに発情状態を保ち男が帰ってくるよう肉体で引きつけておこうとする人間独自のシステムではないかと言われています。
このような事情により女にとって子育てに関係のない昔の男のことなんてどうでもいいわけです。
しかし、男は種を撒き散らした方が効率はいいですから、元彼女であろうが、今彼女であろうと、種を蒔けるのであれば蒔きたいと思う本能から、今でも昔の彼女の写真を残すようなことをするわけで、いわゆるキープですね。
男性が写真を残す原理はこのような理由からですが、男女とも浮気はあります。
ちまたで密かに行われている不倫なども、生殖における男性のコスト(養育)と女性のコスト(時間、手間、お金)の損得から説明がつきます。
より優れた遺伝子を取り込もうとする女は、すぐれた遺伝子を他で取り込み、無難な今の夫に子育てを手伝って貰う。
レベルの高い男と付き合いたい女性は、コストを掛けて貰うことを望まなければレベルの高い男性と付き合うことも可能です。
不倫相手の男性も、自分の種を女性に宿しても(現代は法的な制約はありますが)生まれた子の養育を他の男性にしてもらえるのであれば、自分で面倒をみるよりも遙かに効率は良くコストがかかりません。
女性も女性で、自分と子供を守ってくれそうな男は多い方が安心です。
不倫であれば夫以上に男に優しくしてもらえるメリットもあります。
優しくするぐらいであれば、コストもかからないので「綺麗だね」「素敵だよ」ぐらいのことを不倫相手の男性は気安く言うからです。
二股三股と浮気をする人はこのような分類に入りますが、浮気をしない人もいます。
それは誠意を示すことによって、より良き女性を獲得している場合です。
自分のレベル(ルックス・金など)で獲得できる最大限の異性を逃してしまうと、次に獲得できる異性のレベルが下がる事が予想できる場合は、なんとしても今の異性をひきとめる為に、お金とルックス以外のコストがかからない誠意を見せるしかありません。
浮気しない男性は、下手なことをして今の生活環境を壊しても利益がありません。
- 自分に投資させて自分の遺伝子を受け継いだ子供を浮気(競合)で守ろう(育てよう)とする女性。
- 自分のレベル以上の男性と結ばれ男性を逃すまいと、男性に尽くし浮気をしない女性。
- 自分の遺伝子を浮気で撒き散らし女性1人当たりにかけるコストを削ろうとする男性。
- 自分のレベルで勝ち取ったレベルの高い女性との関係を維持するために浮気をしない男性。
他にも女性が男性にコスト(手間暇)を掛けて貰わなくても良いと言えば、年下の若いルックスのいい男性とも付き合えたりします。
これらのことは互いのレベルの差で互いの戦略が変わってきますが、レベルをあやふやにするために使えるのが誠意で、特に男性は誠意を前面に押し出す必要があります。
お金やルックスは見える物で誤魔化しが効きませんから、レベルが相手よりも劣る自分がレベルの高い(若い、美しい)相手をを獲得するためには、相手に感じ取って貰う見えない「誠意」を示すわけですが、逆に見えない物ですから誠意とは男性にとって誠に都合の良い言葉なのです。
ちなみに、向井理とか福山雅治レベルの男性であれば「君だけだよ」「浮気はしないよ」なんて誠意を見せなくてもいいですよね。このレベルになると誠意を示さなくても女性は付いてきます。
まとめ
女性は最大1人の男性の種しか宿すことができません。
産んでからも長期にわたって子育てをしなければなりませんから、ペアとなる男性を厳密に絞らねばなりません。
しかし男性は種を女性に植え付けてしまえば、本能的な行動としては成功です。
何時でも何処でも誰とでも種を撒きたい男性は、ペアになることよりも種を撒くのが目的なんですから、女性ほど相手について拘りはありません。
男性が昔の彼女の写真を残しているのは、種付け本能によるキープです。
別れてしばらくすると男性が女性に連絡するのは、そういうことですね。
少しでもレベルの高い女性を獲得したいのであれば、目に見えない誠意を前面に押し出し女性にアタックしましょう。