- 人は、やり残し感があるとスッキリしません。
- 好意を抱いている女性に「ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど」と話を振ります。
- ツァイガルニック効果は頂点の手前で止めるじらし作戦にも似てますが、焦らすこととツァイガルニック効果は違います。
- 彼女に交際を断られた場合。
- 彼女とのデートは腹八分目が基本です。
人は、やり残し感があるとスッキリしません。
パズルを組み立てている途中で仕事が入りパズルを中断したりすると、なんだかモヤモヤして仕事が手に付きません。
逆にパズルを完成させてから仕事をすると、パズルのことなど忘れて仕事に集中できます。
人間は、完結した物事は記憶に残りにくく、未完成のままだと記憶に残る性質があります。
満足をしてしまうと人の気持ちは完結されてしまうので、そこで終わってしまいますが、途中で中止されて気持ちが完結されないと不満が残るので、もやもやする気持ちを解消するために、人は結果をだし完結させようとするんです。
このような事例をツァイガルニック効果と言いますが、ツァイガルニック効果は恋愛の駆け引きにも利用できます。
好意を抱いている女性に「ちょっと聞いて欲しいことがあるんだけど」と話を振ります。
「なに?」と女性が訊き返してきたら神妙な顔で真を開けて「ごめん。やっぱり話すの止めておく」と話を中断してしまいます。
女性は、途中で話を打ち切られてやり残し感を感じます。
これこそが有利に恋愛の主導権を取ってしまうツァイガルニック効果なんです。
テレビ番組で「続きはCMの後で」と観ている人をテレビの前に座らせて置く手法や、ドラマを中途半端で終わらせ来週の放送日まで視聴者を引きつけておく方法もツァイガルニック効果ですが、彼女とのデートも良い感じで盛り上がっている時に切り上げ、次回のデートに繋げた方が、彼女のテンションも維持されやすくなります。
ツァイガルニック効果は頂点の手前で止めるじらし作戦にも似てますが、焦らすこととツァイガルニック効果は違います。
焦らすのは、相手を「いらだたせる」「じれったがられる」ことになり怒りの導火線にもなりかねません。
焦らすのは時間をかけずになるべく早く相手を満足させなければ逆効果ですが、ツァイガルニック効果は三日から1週間ほどの期間をあけることで効果が発揮されます。
やり残し感を完結させたい、すっきりしたいと思える状況によっては、1ヶ月ほどの期間をあけるのもいいでしょう。
上手に女性を口説き落としても一回こっきりのアバンチュールでは、恋愛の継続性はありません。
やはり、また会いたいと思える気持ちを彼女に印象づける必要があります。
- 「〇〇さんに伝えて置きたいことがあるんだけど」
- 「〇〇さんに相談したいんだけど」
- 「あのさ、俺個人の話なんだけど〇〇さんに話して置こうと思って」
と話をふっておいて「また今度に話す」と断ち切ると彼女は、貴方が話すまで「なんだろ?」と気になります。
三日後に耐えきれなくなった彼女から「このまえ何を言いたかったの?」と聞かれたら「気になる女性がいて」と答えてもう少し告白を先延ばしするのも良いし「君のことが好きなんだ」と告白してしまうのもいいでしょう。
いきなり告白するよりも、彼女が「何かしら」「なんだろ」と考えていた分、貴方の告白にインパクトはありますから、普通に告白するよりも効果が望めます。
彼女に交際を断られた場合。
相手の気持ちに自分を印象づける為にツァイガルニック効果を使うわけですが、彼女が「交際は無理」「貴方と付き合うことはできません」と早々に結論をだされた場合は、彼女の気持ちは完結してしまいツァイガルニック効果は望めませんが、たとえ「いきなり告白されても困ります」とか「好きな彼がいます」なんて断られても大丈夫です。
「いや、君に僕の気持ちを伝えたかっただけで、君に彼がいるならそれでいいんだよ。ただ僕はずっと君の事を好きでいると思うから、好きでいることを黙認しておいてくれるかな?」とバトンを彼女に渡してしまいます。
彼女にしてみたら、貴方をふったようでふっていないような、中途半端な話です。
彼女は貴方と交際するわけでもなく、やり残した感だけが残るツァイガルニック効果で心がモヤモヤしたままで、貴方の事をずっと気にかけることになるんです。
上手く行っても上手くいかなくても、上記の方法でツァイガルニック効果は継続できます。
↓このような例を過去記事にて詳しく書いていますので参考にしてください。
↓ 第三者を使ってツァイガルニック効果を引き出す方法もあります。
第三者に噂をたててもらうことで、本人である貴方から「告白されるのはいつだろう」と思う期間が彼女に生じる事で貴方を意識させる方法です。
彼女に交際を受け入れて貰えてからもツァイガルニック効果は継続させなければいけません。
彼女とのデートは腹八分目が基本です。
大満足させてしまっては彼女の気持ちが完結してしまいますし、次のデートのハードルも上がります。
良いところで切り上げて、貴方との恋愛の続きが気になるようにするんです。
手を繋いだデートが終わって次に会ったときにキスをする。
一度目のデートで手を繋いで、二度目のデートでキスをして段階を踏んで行く方が2人のデートは盛り上がります。
交際中の電話やラインのやりとりでも、勿体ぶった態度を見せたりするのもいいかもしれません。
「こんどの土曜日は・・・」と言いかけて止めると「土曜日になにかあるのかな?」と彼女は考えます。
「来月は誕生日だったよね」とか「指輪のサイズは9号だっけ?」とか聞くのもいいです。
「君の両親と会いたいな」なんて言葉も彼女に恋愛以上の結婚を意識させる言葉になります。
2人の関係を徐々に盛り上げて行くんです。
「なんだろう?」「なにがあるんだろう?」
彼女に結論をすぐに与えないことで、彼女の意識を自分に向けるんです。
ツァイガルニック効果で恋はうまくいきます。
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